本日、「プログラムでエラーが発生する」とお客様に呼び出されて調べにお伺いしました。
そのソフトウェアはAccess2000で作成されており、「Outlook」の受信フォルダから必要なデータを読み込んで、添付ファイルを展開するというものでした。よく調べてみると問題はプログラムではなく、Outlookの受信データが壊れている事に起因していました。
私自身、「Outlook」はほとんど利用した事がなく、もっぱら「OutlookExpress」だったので今回はそこで学んだ「個人用フォルダファイル(pstファイル)」の直し方を備忘録として残しておきます。
Outlookの受信データを直すには「受信トレイ修復ツール」を利用します。以下は、各Outlookのバージョンによって修復ツールの置かれている場所です(デフォルト)。
- Outlook2000
- C:\Program Files\Common Files\System\Mapi\1041\NT
- Outlook2002
- C:\Program Files\Common Files\System\Mapi\1041
- Outlook2003
- C:\Program Files\Common Files\System\MSMAPI\1041
- Outlook2007
- C:\Program Files\Microsoft Office\Office12
フォルダの中にある「Scanpst.exe」を起動して個人用フォルダファイル(pstファイル)を指定して開始します。エラーが見つかった場合は「修復」をすれば自動で修復してくれます。この作業で一番初めのAccessのアプリケーションエラーも出なくなりました。
Outlookの修復
ちなみに下がMicrosoftのサポートページです。
- Outlook2000
- http://support.microsoft.com/kb/880640/ja
- Outlook2002
- http://support.microsoft.com/kb/880983/ja
- Outlook2003,2007
- http://support.microsoft.com/kb/881358/ja
※個人用受信フォルダファイル(pstファイル)の場所の確認は、コントロールパネル→メールから確認できました。